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当医院では、御希望により多焦点眼内レンズ Alcon ReSTORを用いた白内障手術を受けることができます。ただ、多焦点眼内レンズは厚生労働省の認可は受けましたが、保険適応についてはまだ認められていないため、多焦点レンズを御希望の場合は自費診療となります。
(1レンズ当り:36万円)
現在、世界で受けられる眼の手術の中で最新、最良のアンチエイジング
通常行われている白内障手術は、濁った水晶体を取り除いたあとに入れる眼内レンズは単焦点眼内レンズを使います。
このレンズは、ピントを遠くに合せて手術を行った時には図1のように遠くの時計や風景はメガネを使わずに見ることができます。しかし、携帯電話などの近くを見る時には老眼鏡が必要になります。

また、ピントを近くに合わせて手術を行った時には図2のように携帯電話など近くを見るときにはメガネを使わずに見ることができますが、遠くの時計や風景を見る時にはメガネが必要になります。

多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと異なり近くと遠くの両方にピントを合わせることができますので、近くも遠くもメガネを使用しないで見ることができます。図3のように近くの携帯電話や遠くの時計、風景にもピントが合うようになります。若い頃の見え方に近い感じになります。

多焦点眼内レンズは、近くと遠くの両方にピントを合わせることができますが、自由にピントを変えることができる若い頃の見え方とは異なります。読書、化粧、携帯電話操作、景色を見るなどの通常の生活で、メガネを装用する必要性はほとんどありません。しかし、コンピューター操作時など、50cm~1m程度の距離で見にくいと感じる時には、メガネを装用したほうが楽に感じる場合もあります。つまり、視力は遠方と手元30cmで1.0以上ですが50cm~1mでは0.6~0.7程度に落ちる場合もあります。視力のイメージは図4に示すような感じです。

いずれにしてもメガネをかけたり、はずしたりする頻度が減ります。煩わしさから解放され、活動的な生活を送る一助となります。実際行われたメガネ装用状況の臨床試験で、メガネ装用率が術後約1年では多焦点眼内レンズで7.5%であったのに対し、単焦点眼内レンズを入れた場合は100%が必要としていました。
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズに比べて、暗いところ(夜間)で光を見た時に光を眩しく感じたり(グレア)、光の周辺に輪がかかって見えたり(ハロー)、ぼやけて見えること(コントラストの低下)が起きやすくなります。夜間の見え方のイメージは図5に示しますような感じですが、これらのことは、日常生活に支障をきたすようなものではありませんし、以前の遠近両用の眼内レンズに比べるとかなり問題点は改善されていますし、手術後の時間の経過とともに、その症状は改善され、慣れて気にならなくなります。

- 多焦点眼内レンズを挿入予定で手術をしても、水晶体が入っていた袋(水晶体嚢)が、何らかの原因で術中に破れることがあります。これを破嚢といいます。大きな破嚢が起こった場合には、多焦点眼内レンズが挿入できない可能性があります。その時には、通常の白内障手術で用いる単焦点眼内レンズを入れたり、眼内レンズを入れないこともあります。もし、眼内レンズを入れない場合でもコンタクトレンズを用いたり、後日、別のタイプの眼内レンズを挿入することにより生活に必要な視力は十分に保たれます。
- 白内障手術後、数ヶ月から数年たってから眼内レンズを支える袋の役割をする後嚢という部分が濁って、視力が低下したり、眩しく見えたりすることがあります。これは「後発白内障」と呼ばれるものです。治療はレーザー光線で短時間に行うことができ、入院も不要です。視力もすぐに回復します。
- 手術後、眼内レンズ焦点の位置がずれていたり、乱視によって視力が出ないために度数矯正が必要になったときには、メガネ処方が必要となる可能性、あるいは屈折矯正手術が追加で行われる可能性があります。



